こんにちは、リョウです。
これまでSOXLについては、300ドル台からの急落、129ドル、92ドルまでの下落、その後の反発と、かなり激しい値動きを実際に経験してきました。
前回の記事を書いた時点では、僕の平均取得単価は157ドル前後。
その後も半導体株は大きく下がり、
「また何か新しい悪材料が出たのか?」
と思うほど弱い動きが続いています。
今回は、前回の記事以降に起きたことを整理しながら、
- なぜ半導体株がここまで売られているのか
- 今回の下落は一時的なのか
- どれくらいの期間を見ればいいのか
- 今後もドルコスト平均法で買い増すのか
- 次の期待材料は何なのか
について、実際にSOXLを保有している立場からまとめます。
※本記事は個人の投資体験をまとめたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
半導体株がまた大きく下落
最近、再び半導体株全体がかなり弱くなっています。
SOXLを見ていると、
「半導体業界そのものに何か大きな問題が起きたのでは?」
と思いたくなるほどの下落です。
しかし、今回の下落理由を調べてみると、ひとつの決定的な悪材料というより、いくつかの不安材料が重なっている状態だと感じています。
大きく分けると、次の3つです。
1.AIにお金を使いすぎでは?という不安
まず一番大きいのが、
AI投資は本当に回収できるのか?
という疑問です。
Amazon、Microsoft、Google、Metaなど、大手テック企業はAIやデータセンターに巨額の設備投資を続けています。
当然、その投資はNVIDIA、AMD、Micronなど半導体企業にとって大きな需要になります。
しかし、投資額があまりにも大きくなったことで、市場では、
「本当にこれだけの投資を利益として回収できるのか?」
という疑問が強くなっています。
AI需要がなくなったわけではありません。
むしろ需要そのものは強い。
ただ、
AIが伸びるかどうか
から、
AIにこれだけお金を使って本当に儲かるのか
へ、市場の注目点が変わってきたように感じます。
2.インフレと高金利が半導体株の重しに
もうひとつ大きいのが、インフレです。
物価がなかなか落ち着かないことで、
FRBが金利を高いまま維持するのではないか
という警戒が続いています。
場合によっては、追加利上げの可能性まで意識されています。
これは半導体株にはかなり逆風です。
NVIDIAやAMDなどの成長株は、将来の大きな利益を期待して高い株価評価がついています。
しかし金利が上がると、その将来利益の価値が相対的に下がります。
そのため、
金利上昇 → 高PERの成長株が売られる
という流れになりやすいです。
今の半導体株は、まさにこの影響を強く受けているように見えます。
3.期待が高すぎた反動
そして3つ目が、単純に、
AI・半導体株への期待が高すぎた
ということです。
半導体株はAIブームの中でかなり大きく上昇しました。
そのため、業績が良くても、
「もっと良い数字が必要」
という状態になっていました。
少し市場期待を下回っただけでも売られる。
好決算でも株価が上がらない。
こうした状態は、相場がかなり期待を織り込んでいた証拠でもあります。
なので今は、
業績が崩壊したから売られている
というより、
高すぎた期待を正常な水準へ戻している
という面が大きいと考えています。
半導体業界そのものが終わったわけではない
ここは、今回かなり重要だと思っています。
半導体株は大きく下落していますが、
AI需要そのものが消えたわけではありません。
データセンター、AI、高性能メモリ、GPUなどの需要は引き続き存在しています。
つまり、
半導体業界の成長ストーリーが崩れた
というより、
株価が先に上がりすぎたため、一度調整している
という見方のほうが近いと思っています。
もちろん、本当にAI投資が減速すれば話は変わります。
ただ、現時点では、
「需要がなくなった」
ではなく、
「投資金額と利益のバランスを市場が疑い始めた」
という状態です。
今回の下落は一時的なのか?
僕自身もここは気になりました。
調べながら考えた結論としては、
中長期では一時的な調整である可能性が高いが、短期ではまだ終わったとは言えない
という見方です。
つまり、
「来週には戻る」
という意味での一時的ではありません。
もっと長い時間軸です。
僕が考えている「長い目」は6〜18か月
今回の相場について、
「長い目で見れば戻る可能性がある」
と考えていますが、僕の中での「長い目」は、
6〜18か月程度
です。
イメージとしては、
- 1〜3か月:まだ乱高下しやすい
- 3〜6か月:底固めが進む可能性
- 6〜12か月:条件が揃えば上昇トレンドへ
- 12〜18か月:大きな回復も視野
くらいで見ています。
つまり、
数週間で元の価格に戻る
ことを期待しているわけではありません。
むしろ、
2027年のどこかで半導体相場が再び上向く可能性がある
くらいの感覚です。
SOXLは普通のETFとは違う
ここで注意したいのがSOXLの性質です。
SOXLは、半導体指数の日々の値動きに対して約3倍の値動きを目指すレバレッジETFです。
そのため、
- 上昇するときは非常に速い
- 下落するときも非常に速い
- 上下を繰り返すと値が削られやすい
という特徴があります。
つまり、
半導体指数が元の価格に戻れば、SOXLも簡単に元へ戻る
とは限りません。
だからこそ僕は、
SOXLを普通のインデックス投資と同じ感覚では持たない
ようにしています。
平均取得157ドル。どうするか
現在、僕のSOXLの平均取得単価は157ドル前後です。
ここまで何度も買い増してきました。
ただ、ほとんどが数千円単位です。
以前は、
「下がったら平均取得単価を下げよう」
という意識が強かったのですが、最近は少し変わりました。
今は、
平均取得単価を下げることより、今後も投資を続けられる余力を残す
ことを大切にしています。
今後もドルコスト平均法で買う
今のところ、僕はSOXLを完全にやめるつもりはありません。
むしろ、6〜12か月程度の時間軸で、
少額ずつドルコスト平均法で買っていく
というスタンスです。
ただし、完全な自動積立ではありません。
僕の場合は、
- 普段は1,000〜数千円
- 大きく下げたときは少し増やす
- 上昇したら無理に追わない
- 悪材料が強くなれば追加を減らす
- 相場が改善し始めたら少し増やす
という、少し柔軟なドルコスです。
「安いから買う」だけにはしない
今回の下落でかなり学んだのは、
安い価格=買い時
ではないということです。
SOXLが200ドルを割ったときも、
「かなり安い」
と思いました。
150ドルでも安いと思いました。
100ドル前後になっても、
「さすがに売られすぎでは?」
と感じました。
しかし、それでもさらに下がることがあります。
だから今は、
価格だけではなく、
- インフレ
- 金利
- AI需要
- 半導体企業の業績
- 市場の投資家心理
を合わせて見るようにしています。
次に期待している材料
ここから半導体株が反発するとすれば、いくつか重要な材料があります。
個人的に特に注目しているのは、
インフレ指標とNVIDIA決算
です。
CPIが落ち着けば大きな追い風
まず重要なのが、次の米CPIです。
もしインフレが鈍化すれば、
FRBは追加利上げをしなくていいのではないか
という見方が強まります。
そうなれば、
- 長期金利が下がる
- 成長株が買われる
- 半導体株が反発する
という流れが期待できます。
今の半導体株にとって、
金利低下はかなり大きな好材料
だと思っています。
NVIDIA決算も大きな転換点
もうひとつ重要なのがNVIDIA決算です。
今のAI相場では、NVIDIAは半導体市場の方向性を左右するほど影響力があります。
もし、
- 売上成長が続く
- データセンター需要が強い
- AIチップ需要が鈍化していない
- 今後の見通しも強い
という内容になれば、
AI需要はまだ終わっていない
という安心感につながります。
今の半導体株はかなり売られているため、強い決算が出れば買い戻しも大きくなる可能性があります。
僕の今後の相場予測
現時点では、僕は次のように考えています。
一番可能性が高いのは、
しばらく乱高下したあと、11月〜年末に底固めから反発
というパターンです。
感覚的な確率で言えば、
- 60%:11月〜年末に底固め→反発
- 25%:横ばい・乱高下が長引く
- 15%:インフレ再加速+AI失速でさらに下落
くらいで見ています。
もちろん、これは予想なので外れる可能性も十分あります。
ただ、現時点では、
AI需要そのものが完全に崩れていない
という点から、悲観しすぎる必要もないと思っています。
上昇相場に戻ったと判断するポイント
僕が今後見たいのは、
単にSOXLが1日で20%上がることではありません。
SOXLは値動きが激しいので、それだけでは底打ちとは判断できません。
むしろ、
- SOX指数が安値更新を止める
- NVIDIAやAMDが悪材料でも下がらなくなる
- 長期金利が下がる
- AI投資のニュースが再びポジティブに評価される
- 安値を切り上げる
こうした動きが重要だと思っています。
特に、
悪材料が出ても株価が下がらなくなる
というのは、相場転換の大きなサインだと思います。
平均取得157ドルまで戻るのはいつ?
これも気になるところです。
正直、
「何月に戻る」
とは言えません。
ただ、時間軸としては、
6〜12か月程度
を基本に考えています。
早ければ、インフレが落ち着き、金利が低下し、AI需要の強さが確認されることで、年末〜2027年前半にかなり戻る可能性があります。
逆に、
- インフレ高止まり
- FRB追加利上げ
- AI投資鈍化
が続けば、さらに時間がかかる可能性もあります。
なので僕は、
157ドルまでいつ戻るか
というより、
上昇トレンドに戻る条件が揃っているか
を見るようにしています。
今は「少額ドルコス+余力を残す」
今後の方針はかなりシンプルです。
少額ドルコスを続けながら、余力を残す。
これです。
一気に買わない。
下がったからといって毎回買わない。
上がったからといって焦って追わない。
そして、
「ここから相場が明らかに改善してきた」
と感じたときに、少し追加できる余力を持っておく。
今はこの方法が、自分には一番合っていると感じています。
まとめ
今回の半導体株の下落は、
- AI投資の採算性への不安
- インフレ
- 高金利
- 高すぎた期待の反動
が重なったものだと見ています。
一方で、
AI・データセンター・高性能半導体への需要そのものが崩れたわけではありません。
そのため、
中長期では一時的な調整である可能性が高い
というのが今の僕の見方です。
ただし、その「中長期」は、
数週間ではなく6〜18か月
くらいです。
僕自身、平均取得157ドルでSOXLを保有しています。
今後は、
- 少額ドルコス
- 余力を残す
- インフレを見る
- 金利を見る
- NVIDIA決算を見る
- 半導体指数の底打ちを見る
というスタンスで続けます。
SOXLは値動きが激しい商品です。
だからこそ、
底値を当てるより、相場から退場しないこと
を優先したいと思っています。
今後も、実際の価格推移と自分の投資判断を記録していきます。
※本記事は筆者個人の投資体験と考えをまとめたものであり、特定の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。SOXLは値動きの非常に大きいレバレッジETFです。投資判断は、ご自身の資産状況やリスク許容度を踏まえて行ってください。
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