こんにちは、RYOです。
投資をしていると、「業績は好調なのに、なぜ株価はこんなに下がるんだろう?」と思うことがあります。
今、まさにそれを感じているのが、僕がNISA口座で保有しているキオクシアホールディングス(285A)です。
2026年10月に入ってから株価は大きく調整。10月28日には約14%の急反発を見せたものの、30日には再び約7%下落しました。
しかも、10月30日は決算発表当日。
「すでに大幅に下落しているのに、まだ下がるのか?」
「好決算なら反発するのでは?」
「今のうちに買い増したほうがいいのか?」
そんなことを考えながら、株価と向き合っています。
今回は、実際の含み損や平均取得単価も公開しながら、キオクシア株の現状と今後の投資方針を整理してみます。
※この記事は2026年10月30日の決算発表前に執筆しています。株価は同日終値まで反映しています。
キオクシア株が急落。高値から約64%の調整に
まず、最近の株価を振り返ってみます。
キオクシアは2026年6月22日に、株式分割後の価格に換算して約37,566円という高値をつけました。
ところが、その後は調整が進み、10月23日には11,380円まで下落。
10月30日の終値は13,470円です。
つまり、6月の高値から約64%も下落した計算になります。
10月だけを見ても、5日の高値19,750円から23日の安値11,380円まで、約42%の下落です。
これほど大きく下がると、さすがに驚きます。
一方で、10月下旬には反発する動きもありました。
| 日付 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 10月27日 | 12,605円 | +0.44% |
| 10月28日 | 14,340円 | +13.76% |
| 10月29日 | 14,505円 | +1.15% |
| 10月30日 | 13,470円 | -7.13% |
※株価は2026年10月30日現在。株式分割後の価格です。
28日の急反発を見たときは、ようやく流れが変わるのではないかと期待しました。
しかし、30日には再び大きく下落。
改めて、株価が下がったからといって、すぐに底を打つとは限らないと感じています。
なぜ好業績なのに株価は下がるのか?
個人的に、今回の下落で一番気になっているのがこの点です。
キオクシアの直近の業績は、決して悪くありません。
2026年7月31日に発表された2027年3月期第1四半期決算では、次のような数字が出ています。
| 項目 | 第1四半期実績 |
|---|---|
| 売上収益 | 約1兆7,671億円 |
| 営業利益 | 約1兆2,700億円 |
| 親会社帰属の純利益 | 約8,422億円 |
前年同期と比べても、大幅な増収増益です。
それでも、株価は大きく調整しています。
僕が改めて感じたのは、業績が良いことと、株価が上がることは必ずしも同じではないということです。
期待が高すぎると、好決算でも売られる
株式市場では、現在の業績だけでなく、将来どれくらい利益が伸びるかが評価されます。
たとえば、投資家が非常に高い成長を期待していた場合、会社が好業績を発表しても、市場の期待を下回れば売られることがあります。
キオクシアの場合、AIやデータセンター関連の需要拡大が期待されています。
ただ、その期待が株価にどこまで織り込まれているのかは、簡単には判断できません。
だからこそ、今回の決算では売上や利益だけでなく、次の四半期の業績見通しにも注目しています。
信用買い残の多さも気になる
もう一つ気になるのが、信用取引の状況です。
10月30日時点で確認できるキオクシアの信用倍率は約29.9倍。
信用買い残が信用売り残を大きく上回っています。
信用買いが多いと、株価の下落によって損失が拡大した投資家が売却を迫られ、さらに下落圧力が強まる可能性があります。
また、株価が反発した際にも、損失を減らしたい投資家の戻り売りが出やすくなります。
もちろん、信用倍率だけで今後の値動きを予測することはできません。
ただ、企業の成長性が高くても、短期的には需給によって株価が大きく動くという点は意識しています。
10月28日に急反発したのに、30日に再び下落した理由
10月28日、キオクシア株は前日比約13.8%上昇しました。
それだけに、30日の大幅下落は少し意外でした。
調べてみると、いくつかの要因が考えられます。
まず、米国のハイテク株に対する警戒感です。
10月29日の米国市場では、複数のハイテク企業の決算を受けて、関連株に売りが出ました。
さらに、キオクシアの直近の反発には、TOPIXに関連する指数イベントによる買い需要も影響していたと報じられています。
その買い需要が一巡したことで、30日は再び売りが優勢になった可能性があります。
そして、30日の取引終了後にはキオクシア自身の決算発表が予定されています。
大きなイベントを前に、ポジションを減らす投資家が出ても不思議ではありません。
僕自身は、今回の下落だけで、キオクシアの事業そのものが悪化していると判断するのは早いと考えています。
ただし、業績が良いからといって株価が必ず回復するわけでもありません。
ここが投資の難しいところですね。
実際の投資状況を公開。現在の含み損は約16万円
ここで、僕自身の保有状況を公開します。
2026年10月30日、PayPay証券のNISA口座で確認した内容です。
| 項目 | 保有状況 |
|---|---|
| 保有株数 | 12.2444株 |
| 投資元本 | 約325,604円 |
| 平均取得単価 | 26,592円 |
| 評価額 | 160,391円 |
| 評価損益 | -165,213円 |
| 損益率 | -50.74% |
※評価額と損益は口座画面を確認した時点の数値です。
約32万5,000円投資して、評価額は約16万円。
資産価値がほぼ半分になっている状況です。
数字だけを見ると、なかなか厳しい結果ですね。
ただ、僕は現在の含み損だけを見て、すぐに売却する判断はしていません。
もちろん、今後必ず回復すると思っているわけではありません。
大切なのは、株価が下がった理由と、投資した企業の将来性を分けて考えることだと思っています。
さらに2万円買い増したら、平均取得単価はいくらになる?
今回、実際に検討したのが、追加で2万円を投資するケースです。
10月30日に確認した買付提示価格は13,235.85円でした。
この価格で2万円分を追加購入すると、どうなるのか計算してみました。
| 項目 | 買い増し前 | 2万円追加後 |
|---|---|---|
| 投資元本 | 約325,604円 | 約345,604円 |
| 保有株数 | 約12.2444株 | 約13.7555株 |
| 平均取得単価 | 26,592円 | 約25,125円 |
※手数料・スプレッドなどは考慮しない概算です。追加購入は検討段階であり、実際に約定した記録ではありません。
2万円追加することで、平均取得単価が約1,467円下がります。
これは決して小さな変化ではありません。
ただし、一つ注意したいことがあります。
平均取得単価が下がっても、今ある含み損がその場で減るわけではありません。
同じ株価で買い増す場合、投資額と保有株数が増えるだけです。
さらに株価が下がれば、追加購入した分にも損失が発生します。
そのため、単純に平均取得単価を下げたいという理由だけで買い増すのは、少し危険だと考えています。
ナンピン買いは有効なのか?
今回のように、株価が下がったタイミングで追加購入して平均取得単価を下げる方法を、一般的に「ナンピン買い」と呼びます。
僕が考えるナンピン買いのメリットは、株価が回復したときに、以前より低い価格で損益がプラスに転じる可能性があることです。
一方、最大のリスクは、下落が長期化したときに損失額がさらに拡大すること。
だからこそ、ナンピン買いをするなら、次のことを意識したいと思っています。
- 企業の業績や将来性に対する考えが変わっていないか
- 株価の下落が一時的なものなのか、長期的な問題なのか
- 追加投資によって、資産全体のバランスが崩れないか
- さらに下落しても、生活資金に影響しないか
今回の2万円という金額についても、平均取得単価の改善だけで判断するつもりはありません。
今回の決算で注目している3つのポイント
2026年10月30日、日本時間18時45分にキオクシアの第2四半期決算発表が予定されています。
僕が注目しているのは、次の3点です。
1. 市場の期待を上回る決算になるか
キオクシアの第1四半期は非常に好調でした。
ただ、重要なのは前回より利益が増えたかどうかだけではありません。
市場が予想していた水準を超えられるかどうかです。
好決算でも、期待に届かなければ株価が下がる可能性はあります。
逆に、期待を大きく上回れば、これまでの大幅下落から反発するきっかけになるかもしれません。
2. NANDフラッシュメモリの需要は続くか
キオクシアの主力事業は、NANDフラッシュメモリです。
AIの普及に伴い、データセンター向けのストレージ需要が拡大しています。
調査会社TrendForceは、2026年10〜12月期のNANDフラッシュ契約価格について、前四半期比15〜20%の上昇を予測しています。
これはキオクシアにとって追い風になり得る材料です。
ただし、メモリ市場は価格の変動が大きく、需要と供給のバランスによって業績が左右されやすい特徴もあります。
今の好調な市場環境が、どこまで続くのか。
ここは中長期投資の判断でも重要だと考えています。
3. 次の四半期の利益見通しはどうなるか
今回、個人的に最も注目しているのはここです。
過去の業績がいくら良くても、将来の成長にブレーキがかかると判断されれば、株価は下がる可能性があります。
反対に、今後も利益成長が続く見通しが示されれば、市場の評価が変わる可能性もあります。
目先の決算数字だけでなく、経営陣が今後の需要や利益についてどのように説明するのかを確認したいと思っています。
決算後、キオクシア株は上がるのか?下がるのか?
ここまでの状況を踏まえると、僕は短期と中期で見方を分けています。
短期的には、まだ不安定な動きが続く可能性があります。
信用買い残の多さや半導体関連株全体の値動きを考えると、好決算でもすぐに株価が上昇するとは限りません。
一方、中期的には、メモリ市況の好調さが続けば、業績が株価を支える材料になる可能性があります。
僕が考えているシナリオは、次の3つです。
| シナリオ | 想定する状況 | 株価への影響 |
|---|---|---|
| 強気 | 市場予想を上回る決算と強い見通し | 大きく反発する可能性 |
| 中立 | 好決算だが期待どおり | 上下に振れながら方向感を探る |
| 弱気 | 利益や将来見通しが期待を下回る | 再び大きく下落する可能性 |
もちろん、これはあくまで僕自身の想定です。
今のところ、短期的な株価は予測しにくいものの、メモリ需要の拡大という中期的な成長材料には引き続き注目したいと考えています。
今後の投資方針。焦って売らず、買い増しも慎重に
今回の下落を経験して、改めて思ったことがあります。
それは、株価が大きく下がったときほど、感情ではなく数字で判断することが大切だということです。
含み損が16万円を超えると、気持ちの良いものではありません。
「今売れば、これ以上損失が増えない」
そう考えることもできます。
一方で、企業の成長余地が残っているなら、安い価格で追加購入できる機会とも考えられます。
ただし、安いと思って買った価格から、さらに大きく下がることもあります。
だからこそ、僕は今回の決算内容を確認したうえで、買い増しを判断したいと考えています。
今回の2万円の追加投資も、選択肢の一つです。
もし業績の強さが確認できれば、少しずつ買い増すことを検討する。
反対に、事業環境の悪化が見えてきた場合は、買い増しを見送ることも必要だと思っています。
「平均取得単価を下げること」自体が目的にならないようにしたいですね。
まとめ|含み損16万円でも、投資判断はここから
今回のキオクシア投資を振り返ると、改めて株式投資の難しさを感じています。
高値から約64%の下落。
一時は約14%も反発したのに、すぐに再び大きく売られる。
そして、決算前という不安定なタイミング。
それでも、株価の値動きだけで企業の将来を決めつけるのは早いと考えています。
現時点での僕の投資方針は、決算で事業の成長性を確認しながら、必要に応じて少額ずつ買い増しを検討することです。
もちろん、結果として判断を間違える可能性もあります。
今回の投資が成功するかどうかは、まだわかりません。
ただ、成功した投資だけを紹介するのではなく、こうした含み損や迷いも含めて記録しておくことには意味があると思っています。
今後も、キオクシアの株価や業績、実際の投資状況について、良い結果も悪い結果もできるだけリアルに共有していくつもりです。
投資は、思いどおりにいかないことも多いもの。
だからこそ、目先の値動きに振り回されすぎず、自分なりの判断基準を持ち続けたいですね。
参考資料
- キオクシアホールディングス公式IR
- 2027年3月期第1四半期決算短信(日本取引所グループ)
- キオクシア株価情報(株探)
- 2026年10月30日の下落要因(みんかぶ)
- NANDフラッシュ市場見通し(TrendForce)
※本記事は個人の投資経験と考えを記録したものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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