こんにちは。
今回は、僕が実際に投資しているキオクシアホールディングス(285A)について、現在の状況と今後の投資戦略をお話しします。
2026年10月に入り、株式市場と仮想通貨市場が大きく下落しています。
特に厳しいのが半導体関連株です。
僕が保有しているキオクシアも例外ではなく、株価は大幅に下落。現在の平均取得単価は26,000円台ですが、10月22日の終値は12,595円まで下がっています。
つまり、含み損は約50%以上。
正直、ここまで下がるとは思っていませんでした。
ただ、僕は現時点で売却を急いでいません。
それどころか、少額の追加投資も検討しています。
今回は、キオクシアがここまで下落した理由、アナリストの株価予想、そして僕が今後どのように投資していくつもりなのかを整理します。
株式も仮想通貨も下落。特に半導体株が厳しい
2026年10月22日の米国市場では、半導体関連株が大きく売られました。
主な株価指数の動きは以下のとおりです。
| 指数 | 10月22日の騰落率 |
|---|---|
| NASDAQ総合指数 | -2.60% |
| S&P500 | -1.21% |
| NYダウ | +0.02% |
| フィラデルフィア半導体指数(SOX) | 約-6.7% |
NASDAQが大きく下がった一方で、ダウ平均はほぼ横ばいでした。
つまり、すべての株式が同じように売られているわけではありません。
特にAI・半導体関連株から資金が抜けていることが分かります。
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨にも売り圧力が広がり、リスクの高い資産全般が厳しい状況になっています。
半導体株が大きく下落している3つの理由
今回の下落には、主に3つの背景があると考えています。
1つ目は、AIへの巨額投資に対する警戒感です。
これまでAI関連企業は、データセンターや半導体設備への投資を積極的に進めてきました。
しかし最近は、投資家の見方が少し変わってきています。
「AI市場が成長するのは分かる。でも、これだけ投資して、本当に利益を回収できるのか?」
こうした疑問が強くなっているのです。
実際、Metaは市場予想を上回る決算を発表したにもかかわらず、AI関連の巨額支出が懸念され、株価が下落しました。
2つ目は、好決算でも株価が上がりにくくなっていることです。
半導体製造装置メーカーのLam Researchも、好調な業績を発表しながら株価が大きく下落しました。
これは、企業の業績が悪いというよりも、市場の期待が高すぎたことを示しています。
株価は、業績が良いだけでは上がりません。
市場の期待をさらに上回れるかどうかが重要なのです。
3つ目は、原油高とインフレ懸念です。
中東情勢の緊迫によって原油価格が上昇し、インフレが長引くことへの警戒感も強まっています。
インフレが続けば、FRBが高金利を維持する可能性があり、成長株には逆風になります。
こうした複数の材料が重なったことで、半導体セクターに売りが集中していると考えられます。
キオクシア株はなぜここまで下落したのか?
では、キオクシアはどうでしょうか。
10月22日の終値は12,595円。
前日比で915円安、下落率は6.77%でした。
僕の平均取得単価26,000円と比較すると、含み損は約51.6%です。
さらに、平均取得単価まで回復するには、現在の株価から約106%の上昇が必要になります。
ここで改めて感じるのは、株価が50%下がると、元に戻るには100%の上昇が必要になるということです。
投資では、この点を軽視してはいけません。
信用買い残が株価の重荷になっている
キオクシアの下落要因として、僕が特に注目しているのが信用買い残です。
信用買いとは、証券会社から資金を借りて株式を購入する取引です。
株価が上昇しているときは利益を拡大できますが、下落すると損失も大きくなります。
そのため、株価が大きく下がると、損失を確定するための売りや、証拠金不足による強制決済が発生することがあります。
キオクシアは信用買い残が非常に多く、株価が下がるほど売り圧力が強くなりやすい状況にあります。
最近は信用買い残の減少も見られますが、まだ需給が改善したとは言い切れません。
つまり、業績が良くても、売りたい投資家が多ければ株価は上がりにくいということです。
キオクシアの成長性そのものが失われたわけではない
一方で、僕はキオクシアの事業そのものが急激に悪化したとは考えていません。
キオクシアは、NAND型フラッシュメモリーを主力とする半導体メーカーです。
NANDは、SSDやデータセンターなど、さまざまな用途で使われています。
今後もAIの普及に伴ってデータの保存需要が増えれば、メモリー市場の成長が期待できます。
ただし、注意したいのは、AI市場が成長することと、キオクシアの株価が上がることは別問題だという点です。
NANDは需要と供給によって販売価格が大きく変動します。
供給が増えすぎれば価格が下がり、企業の利益も減少する可能性があります。
このため、キオクシアの将来性を考えるうえでは、AI市場の成長だけでなく、NAND価格や利益率の動きを確認する必要があります。
アナリストはキオクシアの株価をどう予想している?
ここで気になったのが、証券アナリストの評価です。
株価がここまで下がっているので、当然ながらアナリストも弱気になっていると思っていました。
ところが、調べてみると意外な結果でした。
2026年10月22日時点のみんかぶの集計では、アナリスト16人の評価は以下のとおりです。
| 評価 | 人数 |
|---|---|
| 強気買い | 9人 |
| 買い | 6人 |
| 中立 | 0人 |
| 売り | 1人 |
なんと、16人中15人が買いを推奨しています。
さらに、平均目標株価は36,929円です。
10月22日の終値12,595円と比較すると、約193%の上昇余地がある計算になります。
僕の平均取得単価26,000円も大きく上回っています。
もちろん、これは12か月程度先を想定したアナリストの予測であり、実際にその価格まで上がる保証はありません。
それでも、株価がこれだけ下がっている状況で、専門家の多くが強気な評価を維持していることは興味深いと感じました。
ただし、アナリストの目標株価も下がっている
ここは冷静に見ておく必要があります。
アナリストの平均目標株価は、以前より引き下げられています。
| 時点 | 平均目標株価 |
|---|---|
| 3か月前 | 38,923円 |
| 1か月前 | 37,085円 |
| 1週間前 | 37,471円 |
| 10月22日 | 36,929円 |
依然として強気ではありますが、以前ほど楽観的ではなくなっていることが分かります。
僕が重要だと感じたのは、アナリストの目標株価と実際の市場価格に大きな差があることです。
これは割安である可能性を示す一方、市場が将来の利益成長を疑っている可能性もあります。
だからこそ、目標株価だけを理由に買い増すのは危険だと思っています。
平均取得単価26,000円。今後どこまで回復すればいい?
現在の平均取得単価を26,000円として、株価が回復した場合の損益を整理してみました。
| キオクシアの株価 | 含み損益率 |
|---|---|
| 12,595円 | -51.6% |
| 15,000円 | -42.3% |
| 18,000円 | -30.8% |
| 20,000円 | -23.1% |
| 23,000円 | -11.5% |
| 26,000円 | ±0% |
| 30,000円 | +15.4% |
| 36,929円 | +42.0% |
こうして見ると、26,000円までの道のりは決して短くありません。
一方、NAND市場の成長と業績拡大が続くなら、中長期的な回復の可能性はあると考えています。
ただし、半年で回復するのか、1年以上かかるのか、それとも以前の株価水準まで戻らないのかは、現時点では分かりません。
大切なのは、取得単価に戻ることだけを投資の目的にしないこと。
今後の成長性とリスクを見ながら、保有を続ける価値があるかを判断したいと思っています。
現物保有で投資資産の10%未満。だから今は売却を急がない
ここからは僕自身の投資方針です。
現在、キオクシアは現物株で保有しています。
信用取引ではないため、追証や信用取引の決済期限を気にする必要はありません。
また、キオクシアの保有比率は投資資産全体の10%未満です。
この点も、僕が長期目線で考えられる理由の一つです。
もちろん、含み損が50%を超えていることは決して小さな問題ではありません。
ただ、投資資産全体から見ると、まだリスクを管理できる範囲だと考えています。
僕は株式だけでなく、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨にも投資しています。
そのため、一つの銘柄の値動きだけではなく、ポートフォリオ全体でリスクを考えることを意識しています。
特に半導体関連については、SOXLなどの値動きも含めて、同じ業界への投資が集中しすぎないように注意したいところです。
キオクシアは今が買い時?僕は少額の追加投資を検討中
ここまで株価が下がると、やはり考えてしまいます。
「これだけ安くなっているなら、少し買い増してもいいのでは?」
実際、僕も追加投資を検討しています。
ただし、今の株価が本当の底値なのかは分かりません。
株価が大きく下がったあとに、さらに20〜30%下落することも珍しくないからです。
だからこそ、一度に大きく買い増すのではなく、少額だけ購入して様子を見る方針に傾いています。
追加投資は決算前後で分けて考える
現時点で考えているのは、次のような戦略です。
まずは、追加投資を予定している資金の一部だけを使う。
例えば、追加投資用の資金が40万円あるなら、最初は8万〜10万円程度に抑えるイメージです。
そのうえで、残りの資金は決算後まで残しておきます。
10月30日にはキオクシアの決算発表が予定されています。
この決算で確認したいのは、売上や利益の数字だけではありません。
特に重要なのは、NANDの販売価格、利益率、そして会社側が今後の市場をどう見ているかです。
仮に好決算が発表されても、今後の見通しが弱ければ株価が下落する可能性があります。
反対に、利益成長が続く見通しが示され、信用買い残も減少していけば、株価回復への期待が高まります。
僕としては、決算前にすべての資金を使い切るよりも、決算後に追加投資できる余力を残しておきたいと考えています。
ナンピンは悪いことではない。でも目的を間違えない
今回、改めて意識していることがあります。
それは、平均取得単価を下げること自体を目的にしないことです。
例えば、平均取得単価26,000円で保有しているところに、11,700円で追加購入するとします。
追加購入する株数によって、新しい平均取得単価は次のように変わります。
| 追加購入株数 | 新しい平均取得単価 |
|---|---|
| 現在の保有株数の10% | 約24,700円 |
| 20% | 約23,617円 |
| 30% | 約22,700円 |
| 50% | 約21,233円 |
平均取得単価が下がると、以前より株価が低い水準でも損益ゼロに戻りやすくなります。
しかし、当然ながら投資金額も増えます。
もし株価がさらに下落すれば、保有株数が増えた分だけ損失額も大きくなります。
つまり、ナンピンは必ずしも悪い戦略ではありませんが、将来性を確認せず、損失を取り戻したい気持ちだけで買うのは危険だと考えています。
今のキオクシアを、新しく投資する銘柄として見たときにも魅力があるのか。
その視点を忘れないようにしたいと思います。
今後のキオクシア株価はどうなる?3つのシナリオ
最後に、今後の株価について、僕なりに3つのシナリオを考えてみました。
| シナリオ | 株価のイメージ | 想定する状況 |
|---|---|---|
| 弱気 | 10,000〜16,000円 | NAND市況悪化、AI投資減速 |
| 中立 | 18,000〜26,000円 | 業績安定、信用需給の改善 |
| 強気 | 30,000〜40,000円 | 利益成長、半導体市場の回復 |
※上記は証券会社による正式な株価予想ではなく、僕自身が投資判断を整理するために設定したシナリオです。達成時期や確率を示すものではありません。
弱気シナリオ:さらに下落する可能性
最も警戒しているのは、AI関連投資の減速やNAND価格の下落です。
企業の利益見通しが下方修正されれば、現在の株価からさらに売られる可能性があります。
この場合、安くなったからといって追加投資を続けるのは避けたいと考えています。
中立シナリオ:業績が安定し、徐々に回復
NAND需要が堅調で、企業の利益成長が維持されれば、株価が落ち着いてくる可能性があります。
さらに信用買い残が減少して売り圧力が弱まれば、少しずつ株価の回復が期待できます。
僕としては、現時点ではこのような展開を期待しています。
強気シナリオ:AI需要拡大で大きく反発
最も理想的なのは、AI関連需要の拡大によってNAND市場の成長が続くことです。
企業の利益予想が上方修正され、投資家の資金が再び半導体関連株に戻ってくれば、大きく反発する可能性もあります。
アナリストの平均目標株価が36,929円となっていることを考えると、強気シナリオにも一定の根拠はあります。
ただし、今の株価からそこまで上昇するには、実際の業績による裏付けが必要です。
まとめ|今は少額だけ買い増し、決算を見てから判断する
今回、キオクシアの株価下落について改めて調べてみて、いくつか感じたことがあります。
まず、株価が大きく下落しているからといって、企業の将来性がすべて失われたわけではないということです。
キオクシアの場合、AI投資への警戒感や信用買い残など、業績以外の要因も株価に大きく影響しています。
また、アナリストの多くが依然として買いを推奨していることも、今後の回復を期待できる材料の一つです。
一方で、株価がここまで下がっている以上、市場が何らかのリスクを強く意識していることも事実です。
そのため、僕の現時点での方針はシンプルです。
少額だけ追加投資を検討し、残りの資金は10月30日の決算後まで残しておく。
そして決算内容と市場の反応を確認してから、追加投資するかどうかを改めて判断したいと思っています。
投資を続けていると、思った以上に株価が下がることはあります。
大切なのは、含み損を早く取り戻そうとして焦ることではなく、資金管理をしながら、将来の成長性に投資できるかどうかだと思います。
キオクシアが今後どこまで回復するかは分かりません。
それでも、実際に保有している投資家として、今後も業績や市場の動向を追いながら、自分なりの判断を続けていきたいと思います。
また決算後には、その結果と今後の投資方針について共有する予定です。
参考情報・出典
- Reuters|2026年10月22日の米国株式市場
- みんかぶ|キオクシアのアナリスト予想・目標株価
- IFIS株予報|キオクシアのレーティング・業績予想
- 株探|キオクシアの株価・最新ニュース
- トレーダーズ・ウェブ|キオクシアの信用取引・決算情報
※この記事は2026年10月23日時点の情報と筆者の個人的な投資経験をもとに作成しています。株価やアナリスト予想は随時変動します。記事内の株価シナリオは将来の値動きを保証するものではありません。投資判断はご自身の資産状況やリスク許容度を踏まえて行ってください。
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