仮想通貨を長期保有していると、ステーキング報酬を受け取ることがあります。
僕も現在ETH(イーサリアム)をステーキングしていて、毎週月曜日になると少額のETHが報酬として追加されています。
最初に受け取ったのは、
0.00084944 ETH
でした。
アプリ上では、その時点での評価額が357円と表示されていました。
その翌週にはさらに、
0.00084985 ETH
が追加され、ステーキング報酬の累計評価額は723円になっていました。
1回あたりの金額は小さいです。
ただ、これが毎週続いていくとなると、
「投資管理シートではどう記録するのが正しいんだろう?」
という疑問が出てきました。
最初はBuyとして入力していたのですが、よく考えると少し違います。
ステーキング報酬は、自分のお金で買ったETHではないからです。
そこで今回は、実際にGoogleスプレッドシートの管理方法を見直しながら、ステーキング報酬をどう扱うのが自然なのか整理してみました。
アプリに受取時価格が出ないので、自分で逆算した
今回使っているアプリでは、ステーキング報酬として受け取ったETHの数量は確認できます。
ただし、そのときのETH価格は表示されていません。
そのため、表示されている円換算額から自分で逆算する必要がありました。
最初の報酬は、
0.00084944 ETH = 357円
でした。
計算すると、
357円 ÷ 0.00084944 ETH ≒ 420,277円 / ETH
となります。
つまり、この報酬を受け取ったときのETH価格は、約42万円だったと考えられます。
次の週には、
0.00084985 ETH
が追加されました。
この時点でステーキング報酬の累計評価額は723円。
前回が357円だったので、
723円 − 357円 = 366円
今回分の報酬額は約366円です。
そこから、
366円 ÷ 0.00084985 ETH ≒ 430,664円 / ETH
と逆算できます。
つまり今回の受取時価格は、約43万円でした。
こうして見ると、報酬ETHの数量自体はほぼ同じでも、ETH価格によって円換算額は少し変わります。
最初はBuyとして入力していた
僕の投資管理シートでは、もともと取引タイプとして、
Buy / Sell
の2つしか用意していませんでした。
ステーキング報酬も総資産に反映させたかったので、最初は一旦Buyとして入力していました。
ただ、この方法には違和感があります。
Buy扱いにすると、
自分で追加投資したように見えてしまう
からです。
実際には、今回のステーキング報酬のために新しくお金を出したわけではありません。
それなのにBuyとして管理すると、
- 累計投資額
- 平均取得単価
- 利益率
などが少しずつズレていく可能性があります。
毎週少額ずつでも報酬が入るなら、なおさらです。
そこで、取引タイプに新しくStakingを追加することにしました。
Buy・Sell・Stakingの3つに分ける
最終的には、こんな管理方法にしました。
| タイプ | 数量 | 価格 | 投資額 |
|---|---|---|---|
| Buy | 購入数量 | 購入価格 | 実際の購入額 |
| Sell | 売却数量 | 売却価格 | 売却分を反映 |
| Staking | 報酬数量 | 受取時価格 | 0円 |
たとえば今回なら、
- 2026/9/28
- ETH
- Staking
- 0.00084944 ETH
- 約420,277円
- 投資額0円
さらに翌週は、
- 2026/10/5
- ETH
- Staking
- 0.00084985 ETH
- 約430,664円
- 投資額0円
という形です。
大事なのは、
保有枚数には加算する
投資額には加算しない
という点です。
価格は毎回入れなくてもいい
ここは実際に管理してみて気づいた点です。
ステーキング報酬の受取時価格は、総資産を計算するだけなら必須ではありません。
なぜなら、
- 保有数量
- 現在価格
- 投資額
がわかれば、現在価値は計算できるからです。
つまり、
Stakingの数量だけ記録して、投資額は0円
でも資産管理自体はできます。
一方で、僕のように、
「その週に何円分の報酬を受け取ったか」
「累計でいくらステーキング報酬を受け取ったか」
も見たい場合は、受取時価格を残しておくと便利です。
ただし、僕が使っているアプリでは価格が表示されないため、毎回円換算額から逆算する必要があります。
なので今後は、
資産管理だけなら価格は省略
報酬履歴も残したい週は価格を逆算
くらいの運用でもいいかなと思っています。
投資額の関数もStaking対応に変更
僕のスプレッドシートでは、投資額を以下のような関数で管理していました。
=IF(C37="Buy",
D37*E37,
IF(C37="Sell",
-D37*XLOOKUP(B37,Portfolio!A:A,Portfolio!C:C),
""))
この式だとBuyとSellしかありません。
そこでStakingを追加して、
=IF(C37="Buy",
D37*E37,
IF(C37="Sell",
-D37*XLOOKUP(B37,Portfolio!A:A,Portfolio!C:C),
IF(C37="Staking",
0,
"")))
としました。
これで、
Buy → 投資額を計上
Sell → 売却分を反映
Staking → 投資額0円
となります。
総資産シート側もStaking対応に変更
保有枚数の計算も修正しました。
もともとは、
=SUMIFS(Transactions!D:D,Transactions!B:B,A3,Transactions!C:C,"Buy")
-
SUMIFS(Transactions!D:D,Transactions!B:B,A3,Transactions!C:C,"Sell")
としていました。
つまり、
Buy – Sell
だけで保有枚数を出していました。
これではStaking分が反映されません。
そこで、
=SUMIFS(Transactions!D:D,Transactions!B:B,A3,Transactions!C:C,"Buy")
+
SUMIFS(Transactions!D:D,Transactions!B:B,A3,Transactions!C:C,"Staking")
-
SUMIFS(Transactions!D:D,Transactions!B:B,A3,Transactions!C:C,"Sell")
に変更しました。
これで、
Buy + Staking – Sell
という形になります。
毎週のステーキング報酬も、総保有ETHに自動で加算されます。
Stakingを追加すると、どの数字が変わる?
今回の変更でわかったのは、すべての数字が変わるわけではないということです。
Staking報酬が入ると、
変わるもの
- 保有枚数
- 現在価値
- 含み損益
- 損益率
変わらないもの
- 実際に投入した投資額
という形になります。
これは自然な動きです。
新しくお金を入れていないので、投資額は増えません。
一方で、保有ETHは増えるので、現在価値は増えます。
平均取得単価はどう扱う?
ここは少し考え方が分かれます。
僕のシートでは今のところ、平均取得単価は、
実際にBuyしたETHの平均価格
として残しています。
この場合、ステーキング報酬が増えても、購入平均単価は変わりません。
たとえば僕のETHは、
平均取得単価:約253,896円
です。
これは、
「自分が実際にどの価格帯でETHを買ってきたか」
を見るための数字です。
一方で、ステーキング分も含めて考えると、別の数字が出てきます。
それが、
実質取得単価
です。
ステーキング込み実質取得単価は下がる
今回の時点では、
- 投資額:754,098円
- 保有ETH:2.97094944 ETH
でした。
この場合、
754,098円 ÷ 2.97094944 ETH
で、
約253,824円 / ETH
になります。
購入平均単価は約253,896円なので、実質取得単価は少し下がっています。
なぜ下がるのか。
理由はシンプルです。
追加でお金を払っていないのに、ETHの枚数だけ増えたからです。
たとえば、
10個の商品を1万円で買ったとします。
1個あたり1,000円です。
そのあと1個無料でもらえば、
11個持っているのに、使ったお金は1万円のまま。
すると、
10,000円 ÷ 11個 = 約909円
になります。
ステーキングもこれと同じです。
毎週報酬が入ると、この差は少しずつ広がっていく
僕の場合、ステーキング報酬は毎週月曜日に追加されています。
つまり、
投資額は増えない
でもETHの保有枚数は少しずつ増える
という状態が続きます。
1週間ごとの差は小さいです。
ただ、半年、1年と続けば、
購入平均単価
と
ステーキング込みの実質取得単価
の差は少しずつ広がっていきます。
だからこそ、BuyとStakingは分けて記録しておいた方が、あとから見たときにわかりやすいと感じました。
「購入平均単価」と「実質取得単価」は分けるのがよさそう
今回整理してみて、僕はこの2つを分けて考えるのが一番しっくりきました。
購入平均単価
→ 実際に自分で買ったETHの平均価格
実質取得単価
→ Stakingも含めた保有ETH全体に対して、実際に投入したお金を割った価格
投資管理シート上では、
平均取得単価はそのまま
必要なら実質取得単価を別項目で追加
という形がわかりやすそうです。
毎週入るからこそ、最初に管理ルールを決めておく
最初のステーキング報酬は357円。
翌週分を合わせると、累計723円になりました。
金額だけ見るとまだ小さいです。
ただ、僕の場合はこれが毎週追加されていきます。
だからこそ、早い段階で、
Buy / Sell / Staking
を分けて管理する形にしておいてよかったと思っています。
ステーキング報酬は、
追加投資なしで保有枚数が増えていく
という、普通の買い増しとは少し違う性質があります。
今後も報酬が積み上がっていけば、
- 累計ステーキング報酬額
- 実質取得単価
- 年間でどれくらいETHが増えたか
なども見えてくるはずです。
このあたりは、実際の数字を追いながら今後も記録していこうと思います。
RYOのリアル投資ログをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。







